BLUE ENTRANCE KITCHEN(BEK)は、
タコスを中心に据えたレストランです。
一方で、BEKが考えているのは
「タコスをどう美味しくするか」だけではありません。
・どんな時間を過ごしてもらうのか
・沖縄という場所から、どこへ向かおうとしているのか
こうした前提を含めて設計しているため、
BEKのタコスは料理単体では説明しきれない存在になっています。
BEKは「料理ジャンル」より先に方向性を決めている

・ゴールは体験の質
・ジャンルに閉じない考え方
BEKでは、タコスという料理を扱っていますが、それ自体を最終目的にはしていません。どんな時間を生み出したいか、どんな場所でありたいか。その方向性を先に定め、その結果としてタコスという形式を選んでいます。この順序が、一般的な飲食店との違いを生んでいます。
「From Okinawa to the World」は完成形を示す言葉ではない

・沖縄を起点にする意味
・閉じない姿勢
「From Okinawa to the World」という言葉は、到達点を示すものではありません。沖縄で生まれ、そこから外へ開いていくという姿勢を表しています。ローカルに根ざしながら、同時に外部の視点を取り入れる。この考え方が、料理や空間のベースになっています。
チャンプルー文化を“空間”として捉える

・文化・人・音の重なり
・固定化しない設計
BEKの根底には、沖縄のチャンプルー文化があります。ただし、それを料理名や装飾として表現するのではなく、空間全体の考え方として取り入れています。異なる要素が自然に混ざり、日によって表情が変わる。その状態自体を良しとしています。
料理・空間・時間を切り分けない設計

・食べる速度との関係
・記憶の残り方への影響
BEKでは、料理の内容だけでなく、提供のテンポや空間の雰囲気も同時に考えています。どれか一つが突出するのではなく、全体が同じ速度で進む状態を目指しています。そのため、食事が一つの出来事として記憶に残りやすくなります。
BEKのタコスが「体験」という言葉で説明されることがある背景には、
・空間や時間も含めて設計していること
・沖縄を起点に、外へ開く姿勢を持ち続けていること
があります。
From Okinawa to the Worldとは、完成を誇る言葉ではなく、
進行形の姿勢を示すための言葉です。