チーズは“足す”より“活かす”｜BEKの設計思想

BEKにとってチーズは、存在感を出す素材ではなく、全体を整えるための要素です。

BLUE ENTRANCE KITCHENでは、チーズを「足すもの」ではなく、活かされるべき要素として設計しています。

チーズを主役にしない、という選択

チーズは、使い方を間違えるとすべてを同じ味にしてしまいます。BEKでは、その強さを理解した上で、あえて前に出さない判断をします。主役にならないことで、他の要素が自然に立ち上がります。

「濃厚さ」をゴールにしない

BEKのチーズ使いは、「濃厚であること」を目的にしていません。食べ終わったあとに残る印象を基準に、必要な分だけ、必要な位置に配置する。結果として軽やかにまとまる設計です。

温度と溶け方まで含めて設計する

チーズは温度で表情が変わります。BEKでは、一瞬の見た目よりも、食べ進めたときの安定感を重視。どのタイミングでも邪魔をしない状態を完成形としています。

チーズは「まとめ役」である

BEKにおけるチーズの役割は、主張することではありません。具材同士の距離を調整し、一皿としての一体感を生む。気づかれにくいが、欠けると成立しないそんなポジションを担っています。

BEKのチーズ使いは、
「多い・濃い・伸びる」では語れません。

・出しゃばらない
・でも、確実に効いている
・全体を壊さず、支えている

チーズは“足す”ものではなく、
活かすもの。

それが、
BLUE ENTRANCE KITCHENの設計思想です。