BEKの価格は「原価」ではなく、“下げてはいけないライン”から逆算されています。
・世界に出たとき通用しない要素は最初から採用しない
・一皿・一空間・一瞬の体験までを品質として定義
BLUE ENTRANCE KITCHENは「沖縄発である前に、世界基準であること」を条件に、明確な品質ラインを設定しています。
品質ラインは「足し算」ではなく「引き算」で決めている
・流行っているだけの食材は使わない
・説明しないと伝わらない価値は削る
BEKの品質基準は、「何を足すか」よりも「何を削らないか」で決まります。派手さや流行性よりも、時間が経っても価値が落ちない要素だけを残す。この引き算の設計が、結果として価格を下げられない理由になります。
“タコスとして成立しているか”では判断しない
・レストラン料理として成立するかを重視
・海外に持ち出しても説明不要かを確認
BEKでは「タコスだからOK」という基準は存在しません。一皿として、料理として、世界のどこに出しても説明不要で伝わるか。そのチェックを通過したものだけがメニューになります。結果、価格も“タコス相場”とは一致しなくなります。
非効率だと分かっていても、やめない工程がある
・仕込みを外注しない
・人の手が介在する余白を残す
BEKの発酵トルティーヤは、効率化だけを考えれば成立しません。それでも工程を削らないのは、味だけでなく、記憶に残る感覚を作るため。この「非効率を許容する判断」自体が、品質ラインの一部です。
価格は「高く見せない」設計をしている
・説明過多にならない
・地元でも日常に入り込める余白
BEKは価格を正当化するための演出をしません。高級感を前面に出すことも、難しい言葉で価値を語ることもしない。それでも価格が成立するのは、体験後に“理由が分かる設計”になっているから是。
BEKが守っている品質ラインとは、「一度下げたら、もう世界には戻れない基準」です。
だから価格は交渉対象ではなく、ブランドが世界に出るための最低条件として存在しています。
それが、BEKがこの価格で提供し続ける理由です。





