“また食べたい”につながる味｜BEKの作り方

BEKが目指しているのは、「食べた瞬間の驚き」より「後日ふと思い出す味」です。

BLUE ENTRANCE KITCHENは、味を“消費されるもの”ではなく、記憶として残るものとして捉えています。

記憶に残る味は、派手じゃなくていい

BEKのタコスは、「分かりやすい美味しさ」を前面に出しません。その代わり、食後や翌日にふと思い出すような、曖昧だけど消えない輪郭を残すことを重視しています。

味を“覚えさせよう”としない

BEKでは、「この味を覚えてほしい」という作り方をしません。楽しかった会話、心地よい空気、その場の感情と一緒に味が残る。思い出の一部として味が保存されることを理想としています。

「一度きりで完結しない」味を目指す

BEKの味は、一度食べて「全部分かる」設計ではありません。二回目、三回目で「あ、こういうことか」と気づく余地を残します。それが、再訪につながる理由になります。

また食べたい、は理屈より先に来る

「なぜまた食べたいのか」は、本人にもはっきりしないことが多い。BEKはその曖昧さを否定しません。理由がなくても戻りたくなる感覚こそ、味が正しく届いた証拠だと考えています。

BEKが作っているのは、
“評価される味”ではありません。

・思い出したときに浮かぶ
・誰かに話したくなる
・気づいたら、また選んでいる

そんな「また食べたい」につながる味です。

それが、
BLUE ENTRANCE KITCHENの作り方です。